52ヘルツのクジラたち

人間の見たくない部分また、表面化しにくい部分を丁寧に書き上げて居ると感じた。

 

虐待、ジェンダーレス、金持ち、恋愛、介護、自殺、様々な複雑な問題を抱えて生きている主人公の貴瑚。

 

彼女は、過去の経験から何を学び、52ヘルツの声を聞き出し、自分の過去の境遇と似た「愛 いとし」をどう救うのか。

 

文字を読んで、心が痛くなる本だった。

結末は、全てハッピーで終わる訳ではないが、これからは、今よりも幸せになるであろうという希望が感じられるようなものだった。

 

この本を読んで、自分がいかに恵まれているか、自分も52ヘルツの声を聞けているのかを考えさせられるお話だった。

 

文章が綺麗で、美しかったような気がした。

世界の危険思想 悪い奴の頭の中/丸山ゴンザレス

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殺し屋の部分を読んでて思ったことは、

本当に嫌いな奴の葬式に行くのか?

俺は行かないと思うかな

 


ある窃盗団が盗みに入って、

警察に見つかってしまって

逃げ出したらいきなり銃で撃たれて

バタバタと倒れていった。

しかし、一人だけ生き残った。

なぜ、一人だけ生き残ったかと言うと

取り調べするのは一人で

十分だからと言う警察の理由。

もし、全員捕まえてしまうと

その人数分の調書を

書かなければいけないため。

要するに仕事量を

減らしたいがために、

人を殺したと言うこと。

 


ジャンキー=薬物依存者

 


エンドユーザー

末端消費者

「商品を使う人が」という意味

 


ロマ(Roma、単数はロム)

ジプシーと呼ばれてきた集団のうちの主に

北インドのロマニ系に

由来し中東欧に居住する

移動型民族である。

言語はロマーニー語を話す

 


大麻は合法化にならない

理由は大麻がいくらタバコよりも身体に良い

としても大麻を吸う目的は快楽であるから。

結局大麻を合法化したいのは快楽からであり、体には害はないとは言い切れない。

そんなものを国が、国民が

許すかと言うと許し難いな

 


ゴンザレスの見解としては、

今の国のグレーの部分を

正していくのではなく、

そのグレーの部分を含んだ国で

どう生きていくかを考えた方が

賢明ではないかと言っている。

 

 

自分もそうだと思う。

スポーツの試合でも審判が変なジャッジを

繰り返しているとする。

そのジャッジに対して

ヤイヤイ言うのではなくて、

「そのジャッジをすることを

 逆手に取った攻撃、守備」を

試合中に目指すべきだと思う。

 

 

お金の話ひろゆき/西村博之

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ひろゆきはやっぱり天才だなと思った。

 

ひろゆきの言っていることは

かなり理にかなっている。

 

人間はなにかをあげる(give)することに

満足感を感じる。

 

フランスでは55歳まで働いて

そっからは年金暮らし。

 

能力が上がらない仕事はやらないほうがいい。

 

例えば飲食店、

俺がやらなくても

変わりがすぐに見つかる。

 

そんな仕事はやめるべき。

 

今1番いい職業はプログラミング。

これは世界共通のもので、

言語が違うだけで、

プログラムは世界共通である。

 

日本人は優秀なので

優秀な人がいっぱいいる日本で

戦うのは厳しいかも

 

海外に行けば自分より優秀でない人が、

給料を多く貰うパターンが多々ある。

 

お金を使わない趣味を持っている人は強い。

 

若い時と年とったときの

10万円の価値は全く違う。

 

税金は儲けた人に対する罰金、

宝くじは馬鹿に対する罰金

 

年金払わないと

障害年金がもらえない。

 

障害年金

もし、事故で指を切断してしまった場合

月に10万円のお金が振り込まれて、

病院代がタダになります。

 

年金を払わないということは、

この権利を捨てることになります。

 

もし足が動かなくなって

仕事ができなくなってしまったら、

と考えると年金は払うべきです。

 

 

AIが完成すると完全に

日本はアメリカ中国に負ける。

 

中国は完全なる管理社会で

膨大なデータを集める方が出来る。

 

アメリカは単純に賢い。

まあ、データもたくさん集めれる。

 

そんな国には勝てないので、

AIを完成させた国に

日本はずっと搾取され続ける。

 

 

日本は人件費が高すぎる。

中国には5万で1ヶ月働いてくれる

工場の人たちがいる。

 

なので日本はもっと利益率の高いものを

売っていかないといけない。

 

1万円昇級するよりも

1万円使わないという考え方が

必要なのではないか?

 

ひろゆきは今までジュースを

4.5本ぐらいしか買ったことがない。

ファクトフルネス/ハンス・ロスリング

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今僕は22才。

 

僕らが義務教育で習ったことは、

すでに変わってしまっている。

 

僕たち世代が信じている常識は

常識でない。

 

今の世界の状況をデータを用いて

正確に伝えようとしているのが、

この本です。

 

13問の3択クイズ

チンパンジークイズ」を中心に

僕たちの常識を破ってくれます。

 

チンパンジークイズ」というのは、

チンパンジーにあるクイズを出した時に

3択の問題で正解する確率を

人間が下回るようにできている

というクイズです。

 

簡単に言うとチンパンジーより

正答率が低く(33%以下)なる

クイズということです。

 

このクイズは

賢い人ほど間違えやすいです。

 

 

僕が1番驚いたのはこの質問

「世界中の1歳児の中で、

なんらかの病気に対して

予防接種を受けている子供は

どのくらいいるでしょうか?」

 

A.20%

B.50%

C.80%

 

僕は最初Aと答えました。

 

僕の友達にも質問したところ

だいたいAかBでした。

 

しかし答えはCです。

 

この理由が

この本には

書いてあります。

 

 

また、

人間には

本能というものがあります。

 

この本では

、本能のことを思い込みと

捉えて解説していってます。

 

僕が1番納得したのは

「犯人捜し本能」です。

 

人間は誰かを犯人にして

その人を責めることで

安心する生き物なのです。

 

確かに犯人を1人作れば

もう何も考えないで良くなるので

自分もやってしまっていた。

 

例えばサッカーでいうと、

ゴールを決められてしまった。

 

ということに

キーパーが止まらなかったのが悪い、

あのディフェンスが良くなかった、

あそこでお前がパス出さなければ、

などの理由を付けて責めることがあります。

 

しかし、

本当は誰が悪い

とかいうわけではなくて、

天気、疲れ具合、ディフェンス、キーパー

パス、前半に見せたシュートフォームなどの

起因する事が多すぎるのです。

 

誰が悪いとかは全くなくて、

ある条件が揃ってしまったから

シュートを入れられたのであった

ということになります。

 

だから、もし失敗した時や

トラブルが起こった時は

原因を1つ突き止めたら終わりではなくて

いくつもの「要因」を

見つけるべきだと思った。

 

こんな気づきがたくさん見つかった。

 

ぜひ読むことをお勧めしようと思う。

多動力/堀江貴文

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今の時代インターネットが主流になった。

 

多動力とは技術ではない。

 

ホリエモン

本当に好きなことしか

やっていない。

それをやることで

イデアが勝手に浮かんでくる。

 

 

準備ばかりするバカはいらない。

だいたい手を動かしてみて、

「これが足りないな」と思って

初めて資格を取ったり、

勉強したり、

購入したりの行動になる。

 

 

メールの返信もまず、

重要度の高いものから

優先的にかえしていく。

 

 

電話は他人の時間を

強制的に奪う行為。

その電話のせいで

仕事が中断したり、

集中力が途切れたりする。

 

 

メールも短い文で、わかりやすく。

 

 

質問力を鍛える。

調べればわかることは、

質問してはいけない。

 

 

与えられた条件下でどう頑張るか。

ホリエモンは獄中で

メルマガを欠かさず配信していた。

 

その方法は便箋にメルマガに

書くことをメモして、

それをマネージャーに送って

書いてもらうと言う方法でやっていた。

 

便箋の送る数も

限られているので、

出来るだけ小さな字で書いて、

略字を使い工夫していた。

 

 

知識の貯め方は気になれば

その場で調べると言うことが重要。

 

これは東大生が良くやっていること。

 

専門的なことはプロに

質問するのが一番早い。

こっちは素人なのだから、

丁寧に教えてくれる。

日本進化論/落合陽一

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小泉進次郎と落合陽一の対談の内容をまとめたもの。(ニコニコチャンネルの「平成最後の夏期講習」)

 

日本の政治、制度をどうすれば良くなるのかを永遠に話している。

 

キーワードとなるのが、「ポリテック」という言葉です。政治のpoliticsと技術のtechnologyを掛け合わせた造語。

 

政治と科学技術を掛け合わせることで、現状の日本の問題を解決していこうというのが、この本の主な内容。

 

自動運転はもうすぐ実装されるんだなと感じた。法律ではもう運転してもいいという段階まで、基準をクリアしている。

 

自動運転が実装されると、事故が起きた時誰が責任を取るのかという問題になってくる。

自動運転の車を作った会社が悪いのか、運転していた人が悪いのか、という問題になってくる。

おそらく事故は無くなるのではないかと思う。

もし自転車などが突っ込んで来た場合は、完全に自転車が悪くなる時代が来るのではないかと思う。

また、全ての車が、自動運転になると高速道路での渋滞がなくなるのではないかと思う。渋滞はスピードを緩めた時に後ろの車も連続して、緩めた時に起こる現象なので、ずっと一定のスピードで走れば渋滞は起こらないのではないかと思う。

また、ETCの技術も上がってスピードを緩めなくてよくなるのでは、とも感じた。

 

特に印象的だったのが、シルバー層の票を集めることが、議員の当選につながる「シルバー民主主義」の状態に入ってしまっているという現状。

 

議員ももっと長期的な戦略を打ち出したいが、任期が短いので高齢者へのお金を増やすなどの政策を打ち出すしかないという現状。

 

投票も紙ではなく全てネットで投票できるようにすれば良い。そうすると人も要らなくなるし、紙もいらないので大幅なコストカットになる。

そうすると「事務員の仕事が無くなるじゃないか!」という頭の固いやつが出てくる。逆にそんな誰でもできる仕事はやらなくていい。別の人にどんどん振っていくべき。

 

日本人は世界的に見ても平均的な学力は高い。

しかし、天才と呼ばれる人は標準的な学力よりも好きな分野に特化している。自分の興味のある分野を突き詰めることが出来る環境があれば、日本にとっていいと思う。

世界的に見ても日本の大学教授の研究費用と年収は非常に少ない。これは日本の発展を妨げているのと同じ意味である。

メモの魔力/前田裕二

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この本の中でもホリエモン、箕輪さん、西野の名前が出てきた。この人たちは現代のビジネスの中心になっている人だと感じた。

 

前田さんがメモを始めたきっかけは、小学校の時にある女の子に成績で勝てなくて悔しかったからという理由(周りに認めてもらいたいという承認欲求もあった)。物事を始めるきっかけは、ほとんど些細なものから始まっていると思う。自分もネットビジネスを始めた理由はビリヤードで大負けしたから。アルバイトだけではお金が返せないと感じたから。心理学をちょっと勉強しだしたのも、興味があったのと「大学生は本を読め」とどこに行っても言われたから、まず興味のあった心理学の本から読んで見た。

 

抽象化して転用するという考え方はアイデアを生み出すプロセスだと感じた。

特にチラシ配りの話がすごかった。ファクトから思考を巡らせて抽象化して、今ある問題と絡めて思考することで、新たなアイデアが生まれていた。

 

いろんな本を読んでいるがどの本にもよく書いてあるのが、「自ら時間的制約を作る」、「睡眠時間を削っている」ということ。

 

時間的制約を作るというのは、自分でデットラインを決めて仕事や物事に取り組むということ。夢、仕事、遊び、資格取得、飲み、なんでも決まりを決めるとそれに向けて予定を立てて動こうとする。自分が設計課題をやっていた時も締め切りに間に合わせるために1週間前から徹夜して模型を作っていた。今の開いている時間にパソコン作業をするという考え方はやめた方がいい。どの物事にも時間的制約を付けるのが必要だと感じた。

 

睡眠時間を削っているのではなくて、勝手に削れてしまうのであると感じた。前田さんは平日は仕事の予定が毎日18時間分埋まっている。その中で重要なことをする時間を1時間毎日設けている。この時点で睡眠時間は5時間しかない。自分の何回も徹夜したことがあったが、模型を作っているときは楽しかったので、起きていることが出来た。前田さんや源さんも同じ感覚なんだと思った。仕事をするのが楽しいのだろう。

 

就活生に読んでもらってもいい本だと感じた。自分はこの本に書いてあることを就活で8割ぐらい実践していた。友達に「インターンって行く意味あるん?」、「早期選考なかったら行く意味ないやん」など言われて反論する言葉がなかったがこの本を読んで思いついた。「インターン行ってないやつが言うなよ」「何回も参加しているうちにどんな質問をしていけばいいのかわかってくる」の二つかな。

 

インターン行ってないやつが言うなよ」について

何事もそうだが、結局何もせずに勝手な考えを言っている奴が大半を占めている。頭の中で考えているようで、結局は楽な方に楽な方にと考えている。楽な方にではなく自分のためになる方、変化のある日々を求めていったらいいと思う。現状維持は後退している。

 

「何回も参加しているうちにどんな質問をしていけばいいのかわかってくる」について

インターンに参加するには意味のあるものにしたい。

そうなると会社のことや業界のことを探るために質問をあらかじめ考えてから参加する。

インターンに参加して質問する。

会社の人の質問の答えや周りの人の質問も聞いて、要らなかった質問を省いて必要になった質問を追加したりして次のインターンに生かす。

これを繰り返しているといい質問ができるようになる。

しかし、質問するときは自分の軸に沿った質問をするようにした方がいい。

自分の場合は「自分より能力が高い人がいる職場」「社員が満足して働ける職場」だった。

 

箕輪さんの本にも書いてあったが、圧倒的な量が質を産むという考え方は非常に納得できた。

 

自分に合ったものを選ぶ、みんな知っているのにやっていないことだと感じた。

野球選手の石井が一番自分に合っているものをやっている。石井は野球選手でメジャーまで行ったのに野球は好きじゃないと言っている。本当に自分に合ったものを見つけている人の代表だと思った。好きじゃないっていうところは、あまりよくないかと思ったけど。