日本進化論/落合陽一

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小泉進次郎と落合陽一の対談の内容をまとめたもの。(ニコニコチャンネルの「平成最後の夏期講習」)

 

日本の政治、制度をどうすれば良くなるのかを永遠に話している。

 

キーワードとなるのが、「ポリテック」という言葉です。政治のpoliticsと技術のtechnologyを掛け合わせた造語。

 

政治と科学技術を掛け合わせることで、現状の日本の問題を解決していこうというのが、この本の主な内容。

 

自動運転はもうすぐ実装されるんだなと感じた。法律ではもう運転してもいいという段階まで、基準をクリアしている。

 

自動運転が実装されると、事故が起きた時誰が責任を取るのかという問題になってくる。

自動運転の車を作った会社が悪いのか、運転していた人が悪いのか、という問題になってくる。

おそらく事故は無くなるのではないかと思う。

もし自転車などが突っ込んで来た場合は、完全に自転車が悪くなる時代が来るのではないかと思う。

また、全ての車が、自動運転になると高速道路での渋滞がなくなるのではないかと思う。渋滞はスピードを緩めた時に後ろの車も連続して、緩めた時に起こる現象なので、ずっと一定のスピードで走れば渋滞は起こらないのではないかと思う。

また、ETCの技術も上がってスピードを緩めなくてよくなるのでは、とも感じた。

 

特に印象的だったのが、シルバー層の票を集めることが、議員の当選につながる「シルバー民主主義」の状態に入ってしまっているという現状。

 

議員ももっと長期的な戦略を打ち出したいが、任期が短いので高齢者へのお金を増やすなどの政策を打ち出すしかないという現状。

 

投票も紙ではなく全てネットで投票できるようにすれば良い。そうすると人も要らなくなるし、紙もいらないので大幅なコストカットになる。

そうすると「事務員の仕事が無くなるじゃないか!」という頭の固いやつが出てくる。逆にそんな誰でもできる仕事はやらなくていい。別の人にどんどん振っていくべき。

 

日本人は世界的に見ても平均的な学力は高い。

しかし、天才と呼ばれる人は標準的な学力よりも好きな分野に特化している。自分の興味のある分野を突き詰めることが出来る環境があれば、日本にとっていいと思う。

世界的に見ても日本の大学教授の研究費用と年収は非常に少ない。これは日本の発展を妨げているのと同じ意味である。