メモの魔力/前田裕二

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この本の中でもホリエモン、箕輪さん、西野の名前が出てきた。この人たちは現代のビジネスの中心になっている人だと感じた。

 

前田さんがメモを始めたきっかけは、小学校の時にある女の子に成績で勝てなくて悔しかったからという理由(周りに認めてもらいたいという承認欲求もあった)。物事を始めるきっかけは、ほとんど些細なものから始まっていると思う。自分もネットビジネスを始めた理由はビリヤードで大負けしたから。アルバイトだけではお金が返せないと感じたから。心理学をちょっと勉強しだしたのも、興味があったのと「大学生は本を読め」とどこに行っても言われたから、まず興味のあった心理学の本から読んで見た。

 

抽象化して転用するという考え方はアイデアを生み出すプロセスだと感じた。

特にチラシ配りの話がすごかった。ファクトから思考を巡らせて抽象化して、今ある問題と絡めて思考することで、新たなアイデアが生まれていた。

 

いろんな本を読んでいるがどの本にもよく書いてあるのが、「自ら時間的制約を作る」、「睡眠時間を削っている」ということ。

 

時間的制約を作るというのは、自分でデットラインを決めて仕事や物事に取り組むということ。夢、仕事、遊び、資格取得、飲み、なんでも決まりを決めるとそれに向けて予定を立てて動こうとする。自分が設計課題をやっていた時も締め切りに間に合わせるために1週間前から徹夜して模型を作っていた。今の開いている時間にパソコン作業をするという考え方はやめた方がいい。どの物事にも時間的制約を付けるのが必要だと感じた。

 

睡眠時間を削っているのではなくて、勝手に削れてしまうのであると感じた。前田さんは平日は仕事の予定が毎日18時間分埋まっている。その中で重要なことをする時間を1時間毎日設けている。この時点で睡眠時間は5時間しかない。自分の何回も徹夜したことがあったが、模型を作っているときは楽しかったので、起きていることが出来た。前田さんや源さんも同じ感覚なんだと思った。仕事をするのが楽しいのだろう。

 

就活生に読んでもらってもいい本だと感じた。自分はこの本に書いてあることを就活で8割ぐらい実践していた。友達に「インターンって行く意味あるん?」、「早期選考なかったら行く意味ないやん」など言われて反論する言葉がなかったがこの本を読んで思いついた。「インターン行ってないやつが言うなよ」「何回も参加しているうちにどんな質問をしていけばいいのかわかってくる」の二つかな。

 

インターン行ってないやつが言うなよ」について

何事もそうだが、結局何もせずに勝手な考えを言っている奴が大半を占めている。頭の中で考えているようで、結局は楽な方に楽な方にと考えている。楽な方にではなく自分のためになる方、変化のある日々を求めていったらいいと思う。現状維持は後退している。

 

「何回も参加しているうちにどんな質問をしていけばいいのかわかってくる」について

インターンに参加するには意味のあるものにしたい。

そうなると会社のことや業界のことを探るために質問をあらかじめ考えてから参加する。

インターンに参加して質問する。

会社の人の質問の答えや周りの人の質問も聞いて、要らなかった質問を省いて必要になった質問を追加したりして次のインターンに生かす。

これを繰り返しているといい質問ができるようになる。

しかし、質問するときは自分の軸に沿った質問をするようにした方がいい。

自分の場合は「自分より能力が高い人がいる職場」「社員が満足して働ける職場」だった。

 

箕輪さんの本にも書いてあったが、圧倒的な量が質を産むという考え方は非常に納得できた。

 

自分に合ったものを選ぶ、みんな知っているのにやっていないことだと感じた。

野球選手の石井が一番自分に合っているものをやっている。石井は野球選手でメジャーまで行ったのに野球は好きじゃないと言っている。本当に自分に合ったものを見つけている人の代表だと思った。好きじゃないっていうところは、あまりよくないかと思ったけど。